植物性プラセンタは動物性プラセンタと何が違うの?
植物性プラセンタとは、種の周りにある繊維質が原料となって作られているプラセンタを指します。
植物に胎盤はないため、プラセンタの効能に似せた胎座という植物性の原料が使用されています。
胎座の繊維は胎盤と似た働きがあることがわかっており、種を育てるために必要な栄養素が豊富に含まれています
動物性プラセンタと同じく高栄養価であるため特に美容におすすめだと期待されています。動物性と植物性のプラセンタについて、詳しく違いを見ていきましょう。
特徴:植物性プラセンタには成長因子が含まれていません
植物性プラセンタの大きな特徴は「成長因子(グロースファクター)が含まれていない」ことです。
成長因子は代謝を向上させるために必要不可欠になる成分であり、老化防止(アンチエイジング効能)が大きく期待されています。
プラセンタの効能は、この成長因子にあると言っても過言ではありません。
成長因子は動物性プラセンタならば必ず入っているもので、どんな加工処理をしていても、プラセンタ自体が成長因子であるため効能はあると学会で発表がありました。
植物性プラセンタの強みはアミノ酸含有量
成長因子が無いのならば、植物性プラセンタの役割は一体何なのでしょう。
実は植物性プラセンタは、アミノ酸含有量が非常に優秀で、商品によっては動物性プラセンタを上回る数値を出しているものもあります。
特に体の元気を司るグルタミン酸と、コラーゲン合成を高めるプロリンが豊富で、脳の興奮を抑えるGABA(ギャバ)を生成することでリラックス効能を高めたり、肌の潤いや弾力を高める効能を持っています。
植物性プラセンタは、シミや黒ずみなどを抑える美白効能や、豊富なアミノ酸による保湿効能も期待できます。
動物性より効き目が薄いと言われがちな植物性プラセンタですが、美容効能を求めてプラセンタを使うのならば、植物性も選択肢に入れた商品選びをするとよいでしょう。
動物性プラセンタには無いメリット
植物性プラセンタは、感染症のリスクが全く無いため安全性の高さは折り紙つきです。
ただし、農薬付着の可能性はあるため商品を検討する段階で農薬検査の有無を確認するようにしましょう。
動物性プラセンタは馬・豚・羊の胎盤が原料として使われますが、植物性プラセンタの場合は材料の幅広く、商品ごとに効能が異なります。
植物性プラセンタとしてよく使用される素材は、大豆やアロエ、ライ麦などが多いですが、材料ごとに特徴があるため、自分の求める商品を探しやすいメリットがあります。
材料が大豆であるプラセンタは、イソフラボンが豊富であるため更年期障害の予防・対策としても効能が期待できます。
植物性プラセンタの注意点
植物性プラセンタは、上記の通り原材料が幅広いため、アレルギー症状が出てしまう可能性も考えられます。
中には、数種類のプラセンタを使っている商品もありますので、購入前に原材料一覧をしっかりチェックすることが大切です。
特に大豆・ライ麦などは自身の知らないうちにアレルギーになっていることが多い植物ですので、購入後に体調不良が出るようであれば一度使用を中断するなど適切な対処をするようにしましょう。
動物性と植物性、結局どっちが良い?
植物性プラセンタは美容効能が高いですが、成長因子が無いため、プラセンタによるアンチエイジング効能は期待できません。
その代わり、美白・保湿面では植物性由来の成分の中にも優秀な成分が多く、お肌の調子を重点的に整えたい方には植物性プラセンタがおすすめです。
動物性プラセンタの場合は、体の細胞を活性化させて代謝を活発にするなど若返り&ダイエット効能もあり、美容効能に加え健康効能も大きく期待できます。健康と美容をバランス良く保ちたいのであれば、やはり動物性プラセンタをおすすめします。